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After Bind

第1回      
 


1

「おはよう」
友梨香は、教室に入ってから、友人の姿を認めて片手をあげた。
「おはー」
ややぞんざいな挨拶を返した、奈美はぐたーと机にもたれかかって、うつぶせになっている。
「どうしたの? 」
「親とケンカした。まったく、もう!」
ふくれっ面になりながら文句を言う友人の顔を、半ば上の空で友梨香は眺めている。

「それにしても、友梨香」
「え…… な、なに? 」
「あんたって、斎藤君と上手くいってるの? 」
「ち、違うって、博とは幼馴染ってだけ」
博は、家が隣で小さい頃は一緒に遊んだ、まさに幼馴染という関係だ。
小学校の頃はそれこそ毎日といって良い程遊んでいたけれど、最近はやや疎遠になっている。
それでも、家が隣同士ということもあって、友梨香にとっては気易く話すことができる、
希少な男子である。

「その幼馴染の斎藤君なんだけど」
「博がどうかしたの? 」
奈美は、周りを気にしながら声を潜めて話し始めた。

「斎藤君ね。3年C組の加藤さんと付き合っているらしいよ」
「生徒会の副会長? 」
「そう、加藤沙希さんね」
確か、何度か会長の代わりに、壇上で挨拶とかをしているから顔は覚えている。
目鼻立ちがくっきりとしたかなりの美人で、腰のあたりまで髪をのばしている。

「な、なんで、博が副会長と? ほとんど接点がないよ」
博は友梨香と同じ帰宅部で、副会長とは学年も違う。
「でも学級委員じゃない? 一応」
「そりゃ、そうだけど」
隣のクラスである2年B組の学級委員は確かに博だけれど、
学級委員と生徒会の副会長にそれほどの繋がりがあるとも思えない。

6「でもさ。これって年下食いってことよね。うん。やるねえ。副会長」
「ば、ばか! 」
いささか卑猥な表現に赤くなりながら、友梨香は声を荒げた。
「ふうん。斎藤君はうらやましいねえ」
すっかり特定の図を脳裏に刻みこんでしまった奈美は、いつしか悪戯そうな顔つきに変わっている。

「ど、どういうことよ」
「ふふ。年上の美人副会長から惚れられて、幼馴染から嫉妬されるなんて。ニクイね、博君は」
「莫迦! そんなんじゃないわよ」

 顔のつくりは決して悪くはないけれど、どちらかというと中性的で、目立たない博と、
学校内でも屈指の美人である副会長がつきあうなんて、どうにもイメージがあわない。
「気になるんなら、本人に直接聞いてみれば」
少し真顔になった奈美の助言に、友梨香はとりあえずにしろ頷くしかなかった。

 6時間目が終わり、ホームルームと掃除を終えると、帰宅部の友梨香には、
基本的には学校にいる理由がない。
しかし、今日はちょっと事情が異なる。
「如月さん。ちょっとお願いがあるの」
眼鏡をかけた学級委員が、帰り支度をしていた友梨香に声をかけてきたのだ。
「今日って用事あるかしら? 」
「特にない…… けれど」
「実はね。今日、生徒会の会議に代わりに出席してほしいの」
月に一回、生徒会役員に加え、クラブの部長と、クラスの学級委員長が出席する大きな会議がある。
「副委員長は?」
学級委員長が出られないときは、代役として副委員長が出ることになっている。
「今日は休みよ。それでね。本当は私が出なくっちゃいけないんだけれど、
今から病院にいかないといけないから」
「具合悪いの?」
一見したところ元気そうに見えるのだけど。
「私じゃないの。ちょっと母が入院していて、暫くは病院に通う必要があるのよ」
「そ、そう。分かった」
「ありがとう。如月さん。助かったわ」
欠席の理由が入院している親の世話という理由ならば、仕方がない。
どうしても外せないという用事は誰にでもあるのだから。

 友梨香が大会議室に入ってすぐに、会議は始まった。
生徒会長は他校との打ち合わせで不在である為、副会長が議事を進行している。
「まったく…… 奈美は」
奈美が、副会長と博が付き合っているなんて言うものだから、どうしても気になってしまう。

 友梨香の隣には、2年B組の学級委員である博が座っている。
「どう考えても、ありえない…… のにね」
博は前を見ながら、時折、ペンを走らせメモをしている。
特に変わった様子がないけれど、友梨香の心から産み出された不安は、
いつまでも消えずに胸の奥でくすぶり続けている。

 友梨香の内心はよそに、議事は順調に消化されていき、つつがなく会議は終わるかと思われたが――
「クラブハウスの割り振りですが、新設された3クラんんっ 」
唐突に、副会長の声が裏返り、同時に身体が震え出した。
「し、失礼しました。」
彼女は、咳払いをしてから慌てて言い直す。
「3クラブは北側の部屋をつかってもらいます。順番ですが、端からラクロス部、あひっ」
またもや跳ねるように震えて、悲鳴に似た高い声があがる。

 静寂に包まれていた、会議室がざわめき始める。
つい先程までは粛然として、議事を進めていた副会長の綺麗な顔は、
ほんのりと桜色に上気しており、何かを堪えているような表情を浮かべている。
机の下を見ると、短めのスカートから覗く太腿をぎゅっと抑えているが、
何かに耐えているようにみえる。
「ラクロス部、んんっ…… 手芸部、あん、映画、研究部、んくっ、の順に入ってもらいます」
荒い息をつきながら、途切れ途切れの声で話している副会長の話が続く。

「ねえ、博」
私は、隣に座っているB組の委員長である博の裾をつついた。
「ん?」
視線だけを友梨香に向けてくる。
「副会長、ちょっと変じゃない?」
「そうだね」
博は頷いてから、ちょっと笑った。

「友梨香」
「うん」
身体を捩らせて喘ぎながらも、役員としての義務感からか懸命に議事を進行していく副会長を
ちらちらと見ながら、博の次の言葉を待つ。
「今日、家に来てくれる? 」
「家!?」
幼馴染とはいえ、ここ2年程は家にはお邪魔していないので、友梨香は驚いた。
「ちょっと面白いものがあるというか、見せたいものがあるんだ」
「ふうん」
少し興味を惹かれる。何だろう?
「じゃあ。一緒に帰る? 」
「そうしたいんだけれどごめん。ちょっと準備があるからね。だから6時に家に来てくれるかな」
「分かったわ」
博の言う準備が何のことなのかは分からないが、友梨香は頷いた。

「そ、それでは、これで会議を終わります……」
最後は息も絶え絶えとなった副会長がようやく閉会を告げた。
副会長の姿が完全に消えるまで姿を追ってから、博が座っている方を振り向いたが、
既に姿は消えていた。

「あれ? 」
教室に戻ると奈美がまだ残っていた。
「もう帰っていたかと思ってた」
「うん。ちょっとね……」
奈美はどこか不安そうな表情をみせながら言った。
「一緒に帰ろうか。友梨香」

 校門を出たあたりで、今まで黙っていた奈美が口を開いた。
「あの。ごめんね。変なこと言って」
「うん? 」
奈美は、しばらく逡巡してから続ける。
「副会長が、斎藤君と付き合っているっていう噂のこと」
「あ、うん」
曖昧な表情で頷いた友梨香の表情を、ちらちらと見ながら続けた。
「ごめんね。友梨香と斎藤君と幼馴染なこと知ってて、私、ちょっと嫉妬していた」

「えっと」
「あのね。私、斎藤君のこと結構気に入っていたんだ。ま、告白とかいう気はなかったんだけど。
でも彼って、友梨香の幼馴染でしょ。だから、ずっと彼と一緒にいる友梨香のことが羨ましくって……
だから、副会長が付き合っているという噂を伝えて、少し友梨香を困らせたかったの」
なるほど、奈美も嫉妬していたのか。

「ごめんね。友梨香」
「いいよ。気にしないで」
友梨香は敢えて笑顔をつくった。
その程度のことで謝る必要もなかったし、奈美が友梨香のことを気にしてくれていることも
分かったので、まんざらでもなかった。

「じゃあね」
「ばいばい」
奈美と別れてから、家に帰り鞄を置く。時計を見上げると午後5時50分だ。
「どうしよう」
私服に着替えようと思ったけれど、約束した時間に間に合うか微妙だ。
結局、友梨香は制服のまま、博の家を訪ねることにした。

 インターホンを押すと、暫くしてから博の声が聞こえる。
「あがってきて。二階だから」
ドアノブに手を伸ばすと、鍵は既にあいている。博の両親は不在のようだ。
勝手知ったる幼馴染の家ということで、迷わずに階段を上がっていく。
場所が変わっていなければ、博の部屋は二階にあがってすぐ右隣だ。
ドアの傍に立ち、ノックする。
「入って」
友梨香は、ドアを開けて硬直する。
「!? 」
博の家のベッドの上で、副会長である加藤沙希さんが、両手と両足をロープで縛られていた。

「どういうこと!? 」
呆然自失という状態から何とか立ち直った友梨香は、椅子に座っている博に尋ねる。
「みたまんまだよ。友梨香」
「みたままって。あのねえ」
副会長に視線を移す。既に紺色のスカートは脱がされている。
すらりとした白い足が大きく開かされており、細い足首はロープで縛られている。
足首からロープは伸びて、一方の端はベッドの柱にくくりつけられている。
学校指定のセーラー服は、胸の上まではだけられ、可愛らしい白いブラが外気に晒されており、
両手は背中のあたりで縛られている。
つまり、ほぼ完ぺきに拘束されていた。

「だ、誰? 」
悩ましげな声を出して、副会長が顔をあげる。やっぱり美人だ。
「ああ。俺の幼馴染の友梨香だ。」
博はいたって事務的な口調で話したが、彼女の顔は凍りついている。

「ああそうだ。友梨香は、僕と沙希が付き合っているって噂を聞いているよね」
副会長の表情の変化に構わず、博が話しかけてくる。
「えっ、あ、うん」
友梨香は混乱から立ち直れないまま、機械的に頷く。
「それなら話は早い。簡単に言うと、沙希は僕に隷属している」
「はあ? 」
何をいっているのだろう。
「簡単に言うと、僕の命令に何でも従うということさ」

 いきなり、突飛なことを言い出す博の顔を、友梨香はまじまじとみつめた。
隷属って、いいかえればドレイ……だよね。

「ま、ちょっと見ていてよ。友梨香」
友梨香に向けて言った後、四肢を拘束されている副会長の元に近付いて、いきなりキスをする。
「ん、んんっ」
彼女の口から軽い吐息混じりの声があがる。
「な、ちょ、ひ、博! 」
友梨香の声を無視して、博は副会長の口に舌を深く差し込んでいる。
「ん、んむう……」
呻き声とともに、二人の舌が何度も絡み合って、よだれがシーツに零れ落ちる。
「ん、んくっ、んああっ」
濃厚なキスをたっぷりと重ねてから、二人の唇はようやく離れた。

「ふふ。沙希、少しは気分は出てきたかい?」
「は、はい」
副会長の目つきがとろんとしている。博とは何度もこんなことをしているなんて……
いろいろとショックだ。
地味で、少し奥手な博はどこにいってしまったのだろう?

「じゃあ。ご褒美をあげるね」
博は楽しそうに言ってから、机の引き出しから小さなモノを取り出した。
「なあ友梨香、会議の時、沙希の様子が変だったろ」
「う、うん」
確かに、彼女は途中からずっと太腿をすり合わせて我慢していた。
てっきり、トイレにでも行きたいのかと思っていたのだけど……
「ふふ。違うよ。沙希はね。人前で恥ずかしいことをするのが大好きなんだ」
取り出したモノを友梨香の目の前にかざす。

「ローターだね。博」
「正解」
プラスチックの部分が震えて、女性器を歓ばせるというスタンダードなおもちゃだ。
「会議中、沙希のアソコにはずっとこれが貼り付けてあったというわけ」
やや得意げに言った博を、友梨香は苦笑しながら眺めている。
長年、幼馴染として顔を突き合わせていたのだけれど、そういう趣味があるなんてねえ。

「嫌、お願い、やめて!」
今まで黙っていた副会長が哀願する。何をいまさら恥ずかしがるのか不思議ではある。
「動かないでね」
ローターをゆっくり近づけて、副会長の下着にもぐりこませる。
「ひあっ」
副会長は、身体を捩って避けようとするけれど、両手両足を縛られては抵抗のしようもない。

「会議の時は、ローターは微弱だったけれどね」
淡々と言ってから、机の上に置かれたリモコンのようなものを手に取った。
「リモコンのようなではなくて、正真正銘のリモコンだよ。友梨香」
言い終えてから、スイッチを入れる。

「んああああっ!」
直後、副会長の口から、絹が裂けるような悲鳴が迸った。
「お願い、やめて……」
彼女は辛そうな顔を浮かべて、博に必死に訴えかける。
「どうして? いつもは嬉々としてローターを欲しがるのに」
「だ、だって如月さんが見ているから」
眉をしかめながら、世の中の男の7割が落ちそうな悩ましげな表情で訴えかける。
「おかしいなあ。役員や部長や学級委員の前でも平気だったのに」
首をかしげながらも、リモコンのスイッチをいじくる。強、弱、中、強、弱、強と
ランダムに強さを変える。
「ひ、ひあ、やあ、やだ、んく、あうっ」
強さを変えるたびに喘ぎ声が変わり、よがり方も変わる。
しかし、博の方はほとんど顔色が変わっていない。まるで小動物を解剖する生物学者のように、
淡々とよがり狂う副会長の肢体を観察している。
友梨香は、博のサディストぶりに改めて驚かされていた。
友梨香と一緒の時は猫を被っていたのだろうか。

「ふああ、あん、やだ、だめ、んあ、おねがいっ」
変化に富んだローターの振動に耐えられなくて、沙希は懸命に太腿を閉じようとするけれど、
拘束するロープによって脚は大きく開かれたままである。
「んああっ、だめ、お願い、みないで」
股間に蠢くローターの刺激から少しでも逃げようと、
彼女は大きく開かれた足を激しくばたつかせる。

「うーん。このままじゃあ、ずれちゃうね」
激しく暴れる副会長に向けて、博はため息をついてから、棚からガムテープを取り出した。
「ねえ。友梨香」
「何?」
「沙希の身体を抑えていてほしいんだ」
「うん。分かった」
ここまで痴態を立て続けにみせつけられては、友梨香の身体も火がつけられてしまう。
友梨香は沙希の背後にまわり、副会長の身体を押え付けた。
「如月さん。やめて!」
悲鳴をあげる副会長を無視して、はがい締めをするような格好で押え付ける。

「ありがと。友梨香」
お礼をいってから、博は既に濡れまくっている副会長の下着からローターを取り出した。
「凄いよ沙希。ねばねばなお汁が一杯でている」
「嫌、言わないで!」
「でもね、我慢は良くないよ」
ガムテープを切ってから、副会長のアソコに当てたローターをしっかり固定する。

「それと、もう一つ」
口ずさむように言いながら、ポケットから取り出した緑色をしたローターを、膣の中に埋め込む。
「や、嫌、そこだけはイヤ!」
彼女は、首を何度も振りながら拒絶する。
「今更、何をいっているのかな」
ぐりぐりとローターをねじ込ませると、膣口がぱくりと開いて、
緑色のローターをしっかりとくわえ込んだ。

「友梨香。沙希のブラをとってあげて」
「了解」
友梨香が、ブラのホックを外してやると、形の良いふたつの乳房があらわれる。
大きさは高校女子の平均よりやや大きめで張りもある。
「あと、下の布切れも邪魔だよね」
「でも両脚を縛っているからとれないよ」
「じゃあ。切るか」
「ハサミちょうだい」
「ほい」
友梨香は、渡されたハサミを握り直して、かちゃかちゃと音を立てる。
「お願い! 如月さん。そんなことやめて!」
悲鳴をあげつづける副会長を眺めていると、もっと意地悪をしたくなってしまう。
「副会長。動くと危ないから」
ハサミを握った友梨香が、副会長に警告すると、
「ひっ」
という短い声をあげて、身体の動きをとめた。

 じょき……
小さな音とともに、切断されて用をなさなくなったショーツは、濡れたシーツの上に落ちた。

「そろそろ、始めるか」
博がリモコンのスイッチを再び入れる。
「ひゃ、ひゃああああ」
膣の中とクリを同時に刺激された、副会長は絶叫して飛び跳ねる。
「んあ、んはあああっ、や、やあ、やあああ」
長い髪を振り乱して、綺麗な顔を汗みずくにしながら甲高い悲鳴を何度もあげる。
「おね、がい、駄目、あふっ、だめええ」
露わになった沙希のアソコからは大量の愛液が、ベッドのシーツに滴り落ちて
染みがどんどん拡がっていく。
「ん、だめ、やだ、んああ、はうっ、くぅ」
連続して襲いかかる快楽の波動に耐えきれないのか、副会長は短い呼吸を繰り返して
縛られた身体を何度も捩る。
「お願い、もう、いく、いくの、ふあああっ」
加速度的に高まる快感に早くもイキそうになるが、寸前でローターは動きをやめてしまう。
「え、どうして? 」
「沙希が嫌って言うからね」
「そ、そんな……」
絶頂を迎える寸前で、強制的に引きずり降ろされて、副会長の整った顔が歪んだ。
「副会長。いきたいの?」
何もしない博に代わって、友梨香が話しかける。
「あ、その」
恥ずかしいのか言い淀んでいるけれど、火照りすぎた身体に対して、
微弱に設定されたローターの振動など毒にしかならない。
「お、お願い、わたし、イきたい、いきたいの」
必死に懇願する副会長を鑑賞しながら、友梨香はリモコンを握っている博に話しかけた。
「ねえ。博」
「うん?」
「副会長はイきたいって」
「じゃあ、友梨香。お前がイかせてあげろよ」
「そだね」
友梨香は頷くと、副会長をベッドの下に乱暴に押し倒す。
「きゃっ」
可愛らしい悲鳴に、友梨香は無性に腹が立った。
この女は、この期に及んで自分が悲劇のヒロインだと思っている。

 この女をぐちゃぐちゃに汚してみたい。よがり声をもっと聞きたい。プライドを奪ってやりたい。
博を、幼馴染の博を奪った売女のココロを…… 壊してやりたい。

「副会長。ゴメンネ」
口を塞いですぐに、友梨香は舌を絡める。
「ん、んぐっ、んんっ」
とろとろと流れる唾液を何度もすすりながら、右手をのばして、膣口を探り当てる。
そして、指を伸ばして埋め込まれたローターを更に奥に押しやる。
「んっ! んんんんっ!」
くぐもった悲鳴があがって、副会長の瑞々しい身体が海老のように勢いよく跳ねる。
「ん!んん!! んぐううううっ」
博がスイッチを強に変えたのだろう。膣の奥で暴れ出したローターの強烈な刺激に、
彼女は瞼を大きく見開いた。
「んんっ、んむ、ぷはあっ、んああああああっ」
口の中を散々に蹂躙した友梨香がキスを終えると、発声の自由のみを回復した副会長が絶叫する。
「や、やだ、いや、いく、いくっ、んあああああっ、やあああああああっ!」
全身から汗を噴き出しながら、クリと膣に仕込まれた二つのローターと、
同性の友梨香による的確な愛撫によって、急激に快感が高まっていく。
「だめ、もう、だめ、いく、いくの、いっちゃう! あたし、いっちゃうの!」

「そろそろ、いいかな」
博は呟いてから、2つのローターのスイッチをいじり、威力をMAXまで強める。
「やだ、もうやあ、やあああっ、いやああああああっ、だめ、だめえええええええええっ」
隣近所に響き渡りそうな絶叫をあげて、副会長は全身を硬直させる。

 ぷしゃあああああっ
絶頂に達すると同時に、尿道口から間欠泉のように液体が噴き出す。
「やだ、出ちゃう、とまらない、やだあああ」
真っ赤にした顔を何度も振りながら、泣きじゃくるけれど、
一旦、噴き出した液体はなかなかとまってくれない。

 ぷしゃ、ぷしゃあ……
卑猥な音を何度も何度も出した後、少しずつ勢いは弱まっていき、
全てを吐き出し終えた時、限界に達した副会長は意識を失った。

2009/07/29 to be continued...

 

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