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300(仮)

第1回 第2回
 


1

300…これといった特徴のない平凡な男子学生。
気弱な性分で301が唯一の友人。

302…クールビューティなメガネ少女。300の先輩にあたる。
学業優秀、かつ素行不良。
そのため教師や生徒には常に敬遠されている

301…300の悪友。
オタク趣味をもつ男。

 

「くだらん・・・」
目の前の光景を眺めていた私の口から、思わずそんな言葉が漏れ出ていた。
慌てて口を塞ぐ・・・大丈夫だ。話しに夢中になっている300は気付いていない。
私は子供のように顔を輝かせ、楽しそうに話す300をじっと見詰める。
とても優しい、彼の人となりを表すかのように綺麗な笑顔だと思う。
でも、いつもは・・・たとえ数日の間とはいえその微笑みは私だけのものだったのだ・・・

(それをこの男が・・・)
私は食い入るように300を見詰めていた視線を少し横にずらす。
そしてそのすぐ隣りで、顔をだらしなく崩し、
聞かれてもいない異性への好みを300に語る屑を視界に収めた。

あぁ、言わしてもらうとも。この男は屑だ。
この男が考えているのは自分のことばかり。それでよく仮にも300の友人だといえたものだ。

 

大体今だって、この男は300が無理矢理話を合わせてやっていることにも気付いていないじゃないか。
出会って僅かに数日しか経っていない私でさえ気付くことだというのに。
まったく・・・お前にその人は勿体なさすぎるな。
豚にダイヤでもくれてやったほうがマシだろうよ。

ああ。勿論、貴様には感謝してるよ?
そもそも貴様の下らない用事で私は300と出会えたのだからな。
・・・その一点だけは評価しているとも。

だがもういいだろう?
お前はもう十分過ぎるほどその優しい少年に甘えてきたはずだ。
そろそろ・・・彼の幸せも考えてやれ。

私なら・・・彼を幸せにできる。
彼なら・・・私を幸せにできる。
私も彼も、本当に必要なのはたった一人でいいんだ・・・

 

だから・・・
「その手、離せよ・・・」

 

止まらない。
私は自分の気持ちを止められない。
300の肩に馴々しく手を置いたまま硬直してる奴に、私はただ微笑んだ。

ああ・・・300には見られたくなかったな・・・
だって、私の唇は・・・きっと歪で奇妙な弧を描いていたに違いないのだから。

2

「え・・・えっと、その・・・・・・い、今何て言ったんですか?」
  僅かな沈黙の後、屋上に僕の困惑した声が流れた。
  別に聞こえなかったわけじゃない。
ただ目の前の女性が言った言葉を、僕は咄嗟に理解することができなかった。
  その女性―――朝倉雪先輩は僕より一つ年上の先輩だ。
  先輩は女子にしては背が高く、170cmの僕と殆ど変わらない。
そのモデルのような体型(随分と控えめな胸元だけは例外として)に加え、
その端整な顔立ちは、目立った化粧なしでも町の男を軒並み振り返らせるだろう。
  少々癖のある髪の毛をショートカットにし、
鋭い瞳に飾り気のないメガネをかけた先輩の第一印象は、おそらく知的というものだと思う。
まぁ実際その印象は間違っていないのだが。
  冬の屋上、それも放課後ともなればもうすっかり冷え込んでいたが、
それも気にならないほどに僕の思考はそんな先輩の発言で占められていた。
「ん、聞こえにくかったか? 私は、明人のことが好きだと言ったんだ。
勿論先輩後輩の間柄としてではなく、女としてな」
  そして、そんな僕に向って、いつもと同じ口調で先程の科白がもう一度繰り返された。

「その・・・僕の、どこが好きなんですか?」
  勿論僕も男だし、先輩ほどの美人に好感を抱いてもらえれば嬉しい。告白ともなれば尚更だ。
  それでも、真っ先に僕の口をついて出たのはそんな疑問だった。
  だが先輩の表情が僅かに曇るのが見えた瞬間、僕は自分の発言を直ぐさま後悔した。
  確かに、告白してもらってこの返答はちょっと失礼だったかもしれない。
「あっ、いえ! 別に先輩のことが嫌いだとか、そういうのじゃないんです!
で、でも、先輩は美人で頭も良いし、何より凄く優しい人だし・・・・・・
  つまり・・・僕みたいに何の取柄もない人間じゃなくても、
もっと他に釣り合うような人がいるんじゃないかって・・・・・・」
  しどろもどろになりながら僕は慌ててフォローする。
  疑問とはとどのつまり、『どうしてそんな勿体無いことを?』というものだ。
  だって自分で言ってても情けなくなる話だったが、
僕には自分がこの人と釣り合うような人間だとは、どうしても思えなかったから。

「ふむ・・・どこが、か。明人の全て・・・・・・と言いたいところなんだがな」
「かっ、からかわないで下さい・・・・・・!」
「別にからかってなんかいないさ。まぁ、少々漠然としすぎていたかもしれないがな。
  そうだな・・・・・・敢えて言うなら、陳腐な言葉になるが、その優しさと強さ、
それに格好よさだろうな」
「そんな・・・・・・いくらなんでも買いかぶりすぎです・・・・・・」
  思わず聞いているこちらが恥ずかしくなるようなことを真顔で口にする先輩。
そんなことを面と向かって言われたことは、幼馴染の茜ち

ゃんにもなかった。
  先輩はまだごにょごにょと否定の言葉を口にする僕に構わず続ける。
「一番最初にそう感じたのは初めてこの場所で出会ったときだな。
屋上で空を見ていた私と話したときのことだ。憶えているか?
  ふふっ・・・私も最初随分冷淡にあしらい、無視していた。
どうせ直ぐに興味をなくして、また静かな時間が戻ってくると思って。
  それでも動じずに・・・しつこい位に構ってくるから一度聞いたことがあったな。
何故私に構ってくるんだ、と。
  そうしたら明人はこう答えたんだ。先輩の顔が寂しそうに見えたから、放っておけなかったって。
  驚いたよ、その時は本当に。わざわざそんな理由で私に話しかけてくる奴がいるなんて、
今まで考えもしなかったんだからな。
  それからかな。ここでお互いに話している間に、
私は明人と話す時間をしだいに楽しみにするようになっていったんだ。
  いつの間にか一人で空を見るためにではなく、明人と会うためにここに来ている自分がいた。
  そこでね、気付いたんだ―――ああ、私は、明人のことが好きなんだなって」

 

「そんなこと・・・・・・特別でも何でもないです。きっと、僕じゃなくても誰でもするようなことですよ」
  先輩の話を聞いてる内に堪らなくなって口を挟む。
  僕は先輩が言うように、先輩の理想像の僕のように高潔で心優しい人間なんかじゃない。
  先輩に話しかけたのだって単なる興味本位。
放課後、誰もいない屋上で空を見かける先輩を不思議に思った、それだけだ。
  先輩と一緒にいたのもそうだ。
  勿論、先輩に言った理由もある。
普段は冷静で、強くて、微塵も揺らがないような先輩が、
時折まるで茜ちゃんが僕に見せるような寂しげな表情を浮かべているのは気になった。
  ただそれも結局後付の理由で、一番大きな理由は先輩との会話が楽しかったからにすぎない。
  つまり・・・・・・僕は先輩のことを考えてではなく、
そういう自己中心的な理由で行動していただけだったのだ。

 先輩は暫く何も言わず、じっと僕を見つめていたかと思うと、
やがて呆れたようにふぅ・・・と溜息を吐いた。
「確かに、明人の言うことも一理あるな」
「えっ・・・・・・?」
  先輩の口から静かに流れ出た予想外の言葉に、僕は素っ頓狂な声を上げる。
「明人よりも容姿が優れた人間はこの学校にもいくらでもいるだろう。
  学力面でもそうだし、慈愛に溢れたお人よしだって、中に入るかもしれない。
喧嘩の強さ云々は・・・そもそも論外だしな
  私にしたことだって、もしかしたら同じ行動をする人間もいたかもしれない」
「・・・・・・・・・・・・」
  淡々と先輩は事実を述べていく。
  自分で言ったこととはいえ、改めて他の人からそう言われると、
本当のこととはいえやはり辛く感じる。
  何も反論できずに、ただ黙って俯くことしか出来ない。
  でも、これでいいんだ。僕は先輩の恋人としてはあまりにも不釣合いだろうから。
  そう・・・僕はこの先も、先輩とお互いに気兼ねなく話せて、
この関係を続けていくことができたら、それだけで―――

「でもな、明人!」
  そんな僕の思考を吹き飛ばすかのように一際大きな先輩の声が響いたかと思うと、
腕をぎゅっと掴まれ、抱きしめられる。
  驚いて顔を上げた僕の目に、先輩らしからぬ必死で縋りつくような―――
以前にも見せた仔犬みたいに心細げな表情が飛び込んできた。
「明人。君は、君がありきたりなものだと断じた平凡さが、どれ程非凡なものかを知るべきだ。
  君の幼馴染に出会ったとき、面と向かって明人と関るなと言われた私を、
明人は全力で庇ってくれたろ? 自分と彼女との関係が悪くなるのを承知で。
  その時、私は周囲の評判を省みることをしなかったツケだと内心諦めていたんだ。
仕方のないことだ、と。
  でも、明人は私を守ってくれた。たとえありきたりなことでも、私がどれほど嬉しかったか・・・・・・!
  それにな、そんなありきたりなこと―――けれど守り続けるのが難しいことを
いくつもいくつももっているのが君なんだ。そんな奴は他にいやしない。
  もう一度言おう。好きだ、誰より明人が好きだ―――――」

 それまで背中に回されていた腕が解かれ、そっと頬に当てられる。 
  えっ・・・? っと思う間もなく、先輩の顔が近づき―――柔らかな唇がそっと重ねられた。
「んっ・・・ふぅ・・・・・・」
  先輩と・・・あの先輩と僕はキスしている・・・・・・!?
  ひんやりと冷たいレンズが押し付けられた顔が、見る見るうちに熱を帯び始めていった。
  やがて唇が離される頃には、僕の顔は夕焼けにも負けないくらい赤くなっていただろう。

「・・・・・・信じて、もらえるか?」
  先輩も顔をはっきりそうとわかるほどに紅潮させ、恥ずかしそうに目を伏せながら訊ねる。
  普段の凛とした姿からは想像も出来ない女の子らしさに、僕の鼓動が更に激しくなった。 
「なぁ、明人・・・・・・明人は、私のことが嫌いなのか・・・・・・?」
  甘く擦れた声が僕の耳朶を打つ。僕はまるで催眠にでもかけられたかのように、
先輩の瞳から視線を逸らせない。
「そんなことは・・・・・・僕は・・・・・・先輩のこと―――」
  夢現の状態のまま、口から自然と言葉が漏れでようとした時だった。
  ガシャンッッ!!! とけたたましい騒音が屋上に鳴り響き、
それまでの甘ったるい空気を一瞬にして粉砕した。
  驚いて音のした方―――屋上の出入り口のドアへと目を向けた僕の目に、
「あーちゃん・・・・・・」
  予想もしなかった人物の姿が飛び込んできた。

「っ、あ、茜・・・ちゃん・・・・・・」
「ねぇ、あーちゃん・・・・・・何してるのかな? 一緒に帰ろって言ったのに、
『用事』があるって言われたから私我慢したんだよ・・・・・・
  なのに、なのに・・・・・・何で、またその女と会ってるのかな・・・?」
  僕の大事な幼馴染―――茜ちゃんは先輩とは対照的に背の低い、小柄な少女だった。
  腰まで届きそうな長い髪は一つ括りにしてあり、いかにも大人しそうな少女、
といった印象を与える。
  反面、ふるふる震える細い腕の当てられている胸元は、これまた先輩とは対照的に、
豊かな質量に押し上げられていた。
  低い、地の底から響くような声。
  いつもの可愛らしい茜ちゃんの声とは全然違う・・・・・・
たまにしか見せない、彼女が本気で怒った際の声が僕を詰問する。
  まるで悲鳴のような情けない声と共に、思わず後ずさろうとする体がそっと抱き締められた。
「せ・・・先輩?」
「大丈夫だ。恐がることはない。私が絶対守ってやるから」
  赤ん坊に語り掛けるように優しく、慈愛に満ちた声でそう囁かれ、
回された腕に更に力が込められる。
  先輩に抱かれているだけで、先程までの緊張感や恐怖が瞬く間に薄れていく。

「ふん・・・・・・随分と早く出てきたな。もう少し隠れて様子を見ているのかと思っていたが、
存外気が短いんだな」
「朝倉、雪・・・・・・」
「おいおい、仮にも私は先輩だぞ? 呼び捨てはよくないな」
  ギリッと歯を堅く喰いしばり、見たこともないような冷たい目で先輩を睨みつける茜ちゃん。
その目に宿る暗い感情は、直接それが向けられていない僕を震えあがらせるほど。
  だが先輩はそれを正面から受け止め、気にする様子もなく、皮肉げに口を歪ませ答える。
「もっとも、明人だけは別だがな。ああ・・・・・・いつかはお互いに明人、雪、
と名前で呼び合える日が来るといいものだ」 
「っ! ふざけないでよ!!」
  先程見せてくれた優しい、先輩の素顔とも言える表情はすっかり成りを潜め、
代わりにいつも周囲に見せている嘲笑が先輩の顔に浮かんでいた。
  先輩の挑発にのせられ激怒する茜ちゃん。
そんな彼女を心底つまらなそうに見ると、更に先輩が続ける。

「さて、ふざけた覚えはないんだがな。
恋人同士、いつまでも先輩という呼び方じゃよそよそしいだろう?」
「あーちゃんの恋人は貴女なんかじゃない! そんなの、私はそんなの絶対に認めないから!!」
「別にお前に認めてもらう必要はない。明人が私のことを好きでいてくれること、
それが全てで、それ以外は全て瑣末事さ。
  それに認めないとは言うが、だったらお前は明人にとって一体何なんだ?
  単なる幼馴染なのだろう?」
「そ・・・それは―――」
  予期せぬ質問に対し、ほんの一瞬口ごもる茜ちゃん。
  果たしてその空白をどう受け取ったのか。
先輩は表情にありありと侮蔑の色を浮かべると、吐き棄てるように言い放つ。
「この・・・・・・臆病者が」
「っ!!??」
  驚くほどの―――先に茜ちゃんが見せたものなど比較にならない、
絶対零度の冷たさを含んだ嘲りが茜ちゃんに容赦なく放たれる。
  その言葉はまるで彼女にとっての急所を貫いたかのようで、
茜ちゃんは無言のままその身を震わせている。

 

「お前は今まで明人の傍にいながら何をしていた?
  お前はこれまでもこうして明人を縛りつけ、自分以外の人間との関わりを断たせてきた。
  自分だけが彼の理解者であるようにして―――
言うなれば、自分の都合で彼の自由を奪ってきただけだろう? 違うか」
「・・・・・・違う」
「幼馴染という関係を、明人の優しさを利用して、
明人の気持ちもお構い無しに明人を自分の所有物扱いしていたんだ」
「違う!」
「違わないさ! いい加減に認めろ!
  お前は自分で勇気を奮い起こして気持ちを伝えることも、
危ない橋を渡ることもせず、一番安易な方法で彼の身近な場所にいただけだ。
  そんなのは単に、消去法で自分以外の選択肢を消していった結果に過ぎないのさ。
  そんなお前に私が遠慮してやる必要なんて微塵もないね・・・・・・!」

「―――くせに」
  茜ちゃんの瞳からボロボロと涙が零れ、コンクリートにしみこんでいく。
  僕はその姿に思わず駆け寄ろうとするものの、
先輩に更に強く抱き締められることであっさり制される。
  茜ちゃんは涙に濡れた眼でそんな僕を見詰め、
そしてどす黒い―――最早殺意といってもいいかもしれないくらいの感情を込めて先輩を睨みつける。
「貴女なんか、貴女なんか、貴女なんか・・・・・・あーちゃんのことを何も知らないくせに!
  ずっと後で現れたくせに! あーちゃんのことなんか気にもかけてなかったくせに!
  私の方が先なのに・・・・・・ずっと昔からあーちゃんのこと大好きだったのに・・・・・・
急に出てきて、あーちゃんを盗らないでよ!
  あーちゃんは・・・あーちゃんは私だけのものなんだからっ!
  今も昔も、あーちゃんの恋人は私だけなんだからぁ!!!」

 驚いた。先輩に続いて、茜ちゃんからもこんな形で想いを伝えられるなんて。
今日一日で二人の美少女から好意を伝えられるなんて・・・・・・嘘みたいだ。
  これは全部由夢の出来事で、
目が覚めてみればまたいつもと変わらない日常が始まってくれればどれだけいいだろうか。
  あまりに急激な事態の変化についていけず、僕はただ戸惑うばかりだった。
  一方先輩は抱き締めていた僕の体をそっと離すと、
数歩前に進んで僕を茜ちゃんから隠すようにして向かい合う。
「・・・・・・昔、か。ああ、そうだった。
私の知らない明人、私の見ることが出来なかった明人を、お前は知っているんだったな―――」
  後ろを向いているため先輩の表情はわからない。
  だがその押し殺すような呟きと、びくりと後ずさろうとする茜ちゃんの姿を見れば、
今先輩がどんな表情をしているのかは想像に難くない。

 数瞬の間、先輩の全身から今にも飛び掛って
八つ裂きにしてしまいかねない怒気が迸っていたが、暫く後、
「まぁ・・・・・・いいさ。これから先。そう、これから先に二人の思い出を作っていけばいいのさ。
  過去の時間は取り戻せないが、私たちにはこれからがあるんだからな・・・・・・」
  と、納得したように一人頷く。そして、改めて向き直ると、はっきり宣言する。
「今まではお前が明人に最も近い人間だったかもしれない。だが、これからは違う。
  私は、明人が好きだ。誰よりも好きだし、誰よりも愛する自信もある。
だから明人は・・・この子は、私が貰う」

 二人の美少女がその目にありありと敵意を浮かべて睨み合っている。
  最早交わす言葉もないのか、
真冬の冷たい外気にも負けないくらい冷え切った空気が二人から流れてくる。
  止めてくれ、とは言えない。恐ろしくて、今の二人の間に立つなんてとてもできそうにはなかった。
  だからといって、先輩を選ぶことも、茜ちゃんを選んであげることも僕には出来ない。
二人とも僕にとっては大事な人だったから。
だから、いきなりどちらか一人だけを・・・・・・なんてことはできなかった。
  僕がどうしたいのかと言われれば、恋人云々よりもむしろ、
僕はただ三人で仲良くいつもの日常を送りたかったのだ。ただそれだけだった。
  けれど、そんなことは言えず―――結局、
その光景を僕はただ震えて見ていることしかできなかった。

2007/12/20 完結

 

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