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ツバメの巣



1

生まれた時から人はそれぞれの人生が決まっている。嬉しい事も、悲しい事も・・・

僕、沢風 晃(さわかぜ あきら)は小学校3年生の時に父親と母親を亡くしている。
僕の9歳の誕生日に、レストランで外食をするために車で向かう途中で交通事故に遭ったせいである。
事故の原因は相手の信号無視だった。事故の時、僕は後ろで母親と一緒に座っていた。
そして、車が衝突する前に母親が僕を庇うようにしてくれたおかげで、
僕は奇跡的にかすり傷だけで済んだ。

両親の葬儀はどうだったか、はっきりとは覚えていない。
ただ、もう僕の好きだった2人はいなくなったんだということだけが深く心に刻みついた。
僕は父親と仲の良かった倉川家に引き取ってもらうことになった。
そこでは叔父さんと叔母さんが僕の境遇に同情して、僕を息子同然のように扱ってくれた。
しかし、それを面白くない人物がいたのである。倉川家の娘で僕より1つ年下の倉川 ツバメ。
ツバメは叔父さんと叔母さんが見ていないところでイジメてきたのだ。
僕のことを無視したり、ノートや教科書をハサミで切ったり、靴を隠されたりもした。
僕は何でこんなことをされるのか分からなかった。
だけど、叔父さんと叔母さんが僕に優しくしている時、ツバメが僕を見ている目を見て気づいた。
ツバメは親からの愛情を取られたくなかったのだ。
僕が倉川家にやって来てから、叔父さんと叔母さんが僕ばっかり世話をしているのを見ていて
両親が取られてしまうと思ったのだろう。
もうこの世に僕の両親はいないが、ツバメの両親はまだいる。
まだまだ親に甘えていたい時期だというのに。
(ああ、そういうことだんだな。なんでもっと早く気がつかなかったのだろうか?)
それから僕は2人から距離を置くことにした。
それと同時に早く家族になれるように、ツバメに認められるように努力しようと思った。
そして、早く天国の両親を安心させてあげようと決めた。

両親が亡くなり、倉川家に引き取られてから8年が過ぎた。
僕は高校に通いながら、バイトをする日々を過ごしている。

学校は放課後となり、僕はバイト先へ向かおうと校門を出ようとした時、
「兄さん」
僕は同じ高校に通っているツバメに呼び止められた。
「どうしたんだいツバメ?何か用事でもあるの?」
「いえ、用事というほどでもないのですが、一緒に帰りませんか?」
「悪いけど、これからバイトだから・・・」
「では、私もバイト先までご一緒させて下さい。」
「でも、家に帰るのが遅くなっちゃうよ?」
「構いません。」
「う〜ん・・・。じゃあ、一緒に行こうか?」
「はい」
僕とツバメは2人で校門を出ていくことになった。
横で歩いているツバメを見て、僕は綺麗になったなぁと思う。
小さい頃も綺麗だったが、今のツバメは女子高生の平均身長よりは少し高いし、
サラサラの黒髪は腰まで伸びている。
肌も白く透き通っているし、胸も豊かとはいえないが並くらいにはある。
何度か告白されていると聞いたことはあるが、全て断っているらしい。
もったいないなぁ。僕なんか一度も告白されたことがないのに。
そんなどうでもいいことを考えながら、どこか寂しい雰囲気がする夕方を2人で歩いていった。

2

こうして一緒に歩いていると、ふと思ってしまう。
いつからだろうか?ツバメとこんな風に話す事ができるようになったのは。
倉川家に来た時はひどく手荒い歓迎を受けたが、
いつの間にこんな関係が出来上がっていたのだろうか?
「兄さん?どうしたんですか、ぼーっとして。」
「いや、何でもないよ。気にしなくてもいいから。」
「そうですか。兄さんは普段から気が抜けているようですから、
もっとシャキっとした方がいいですよ。」
「そんなに普段からぼーっとしているのかな?」
「ええ。私が見ているかぎりでは。」
「そうなんだ。でも、ツバメはよく見ているんだね?」
「当たり前です。兄さんに近づこうとしているメス猫を近づかせないためですから。」
「メス猫?」
「そうです。自分の身の程をわきまえていないメス猫が兄さんを誑かそうとしているんです。
だから、私は兄さんをメス猫から守るために日夜努力をしているんですよ。」
「よくわからないが、感謝したらいいのかな?」
「感謝しなくてもいいです。これは私のためでもありますから。
それより、バイト先に着きましたよ。」
「本当だ。それじゃあ、気をつけて帰るんだよ?」
「はい。それでは、お仕事頑張って下さい。」
そして、僕はバイト先の店の中へと入っていった。

 

 

 

 

 

私はお店の中へと入っていく兄さんを見て語りかけました。
兄さん、覚えていますか?
あれは兄さんが家に来てから半年が経った時のことを。
私はクラスの男の子数人から帰り道にある公園でいじめられていました。
今では分かることですが、好きな人をいじめてしまうというアレだったんです。
それで、男の子達は私のランドセルを奪い仲間内でパスをして返してくれませんでした。
何もできずに、私はただ泣くことしかできませんでした。
だけど、
「僕の妹になにをするんだ!!」
そう言って兄さんはすぐに走って来てくれましたね。
圧倒的に数では不利にも関わらず、男の子達に向かっていってくれました。
ボコボコに殴られながらも、なんとか男の子達から私のランドセルを奪い返してくれましたね。
「もう大丈夫だよ。ランドセルは取り返してあげたからね?」
身体中傷だらけで顔もボロボロなのに、
優しくランドセルを渡しながら兄さんはそう言ってくれました。
それを聞いて、私は兄さんの胸に飛び込み更に泣きじゃくりました。
兄さんが家に来た当初はお父さんとお母さんが取られてしまう!と思い、
家から追い出そうとひどいことをしました。
それなのに、兄さんは私に仕返しもせずに、ましてやこうして私を守ってくれたのです。
私は今更ながら罪悪感を感じてしまい、兄さんの胸の中でずっとごめんなさいと謝り続けました。
兄さんはそんな私に優しく頭を撫でてくれました。私が泣き止むまで・・・
家に帰った時、お母さんとお父さんから傷の理由を聞かれても
「何でもないよ。転んだだけだから」と言って隠していましたね。
その日から私は兄さんに対する感情ががらりと変わりました。
兄さんのことを好きになってしまったのです。
しかし、私は今までひどい仕打ちをしてきてしまいました。
だからこれは自らに科した贖罪です。
兄さんが私を守ってくれたように、今度は私が兄さんを守ってあげることが・・・

「どうもお疲れ様でした!!」
「お疲れ様〜。」
バイトが終わり、挨拶も程々に店を出ると入口の近くにツバメが立っていた。
「ツバメ、どうしたんだい?」
「いえ、ただ兄さんのバイトが終わるころかと思って迎えに来ただけですよ。」
「それは嬉しいな。でも、いったい何時から居たの?」
「30分くらい前ですね。」
「それだったら店の中で待っていてくれればいいのに。」
「兄さんの仕事の邪魔をしたくはなかったので。」
「別にそんなの気にしなくてもいいのに・・・」
「ところで兄さん。」
「ん?何だい?」
「今、挨拶した”女性”は誰ですか?」
ツバメは笑顔で僕に聞いているけど、はっきり言って怖い。
いくら顔が笑っていても目が、ツバメの目がまるっきり笑ってはいない。
しかも、ひどく濁った目になっている。
何なんだろうか、この感じは。背筋がゾクっとして嫌な気分になってしまう。
しかも、何故かこの笑顔のツバメには逆らうことができない。
「あ、あぁ。今の人はバイトの先輩だよ。
僕が入った時から優しくしてもらっているんだ。」
「そう、ですか・・・」
「そうだよ。確か一緒の高校だったはずだよ。」
「同じ高校ですか?」
「うん、そうそう。一つ上の三年生だよ。」
「三年生・・・」
「でも、そんなこと聞いてどうするんだい?」
「いえ、少し躾が必要かと思いまして。」
「躾?」
「そうです。それにそれだけ情報があれば、あとは私一人でできます。
話しはこれくらいにして、それでは兄さん、帰りましょうか。」
そう言うと、ツバメは僕の横まで来たので並んで歩き始めた。
ツバメの「躾・情報」という言葉は気にはなったが、深くは追求してはいけないと思った。
とにかく、早く家に帰って空腹のお腹を満たして寝よう。明日の授業は何だったかな?
そう思いながらふと、ツバメを横目で見てしまったたことに僕は後悔した。
何故か、とても楽しそうな顔でツバメの口が三日月に笑っているのを見てしまったから。
純粋な笑いではなく、深く黒く濁ったような笑いが、家に帰るまで頭から離れないでいた。

3

ジリリリリリ!!!!!
うるさく鳴り響いている愛用の目覚まし時計を少し乱暴に叩いて止める。
バイトの疲れがまだ完全にとれていない。
薄く目を開けて時間を確認してみる。7時30分。
学校まで歩いて30分はかかる。朝のSHRは8時30分からだ。
よし!まだもう少し寝ていよう。朝食は急いで食べれば大丈夫だろう。
だからあと、15分くらいなら・・・
コン、コン。
「兄さん、起きてますか?」
しかし、ツバメがいつものように起こしに来てしまった。
コン、コン。
「兄さん?入りますよ?」
がちゃっ。
僕がまだ返事をしてもいないのに、ツバメはためらいもなく部屋に入ってきた。
「兄さん、まだ寝ているんですか?早く起きて下さい。」
そう言いながら、ツバメは僕の布団を剥いでしまった。
「うぅ〜、ツバメ。お願いだから、もう少し寝かせてくれない?」
「駄目ですよ。早く起きて顔を洗って、スッキリさせてきて下さい。」
「分かったよ。それにしても、まだ返事もしてないのにいきなり入ってくるのは、
マナー違反じゃないかな?」
「兄さんが寝ているのが悪いです。」
「でも、もし僕が起きていて着替中だったらどうするの?」
「その時は、僭越ながら私が着替えの手伝いをさせていただきます。」
「えっ!!それは困るんだけど・・・」
「冗談ですよ。それより、早く支度して下さいね。」
「はいはい、分かりました。」
そして、ツバメは部屋から出て下の階へと降りていった。
それにしても、ツバメは冗談と言っていたけど目が本気だったな。
今度からは気をつけよう。もしかしたら、本当に着替えを手伝うかもしれないぞ・・・

着替えを済まして、洗面所で顔を洗い朝食を食べるために居間に入る。
テーブルには既にツバメが朝食を並べてくれていた。
「おはようございます、兄さん。」
「おはよう、ツバメ。叔母さんは?」
「もう仕事に出掛けましたよ。お母さんは今日も遅くまで仕事だそうです。」
叔母さんは現役の看護士、叔父さんは設計士だ。
叔父さんは今、設計現場である大阪にいるため家にはいない。
「そうなんだ。昨日も遅かったのに大変だなぁ。
それにしても、忙しいのに毎日朝食をちゃんと用意してくれるのはありがたいな。」
「いえ、今回の朝食は私が作ったんですよ。」
「えっ!!ツバメが作ってくれたの?」
「はい。たまには、お母さんに楽をさせてあげようと思いまして。」
「そ、そうなんだ。偉いね。」
クソ!!油断した!!これは覚悟を決めるしかないな・・・
いや、でもまだ分からない。朝食はシンプルにトーストとベーコンエッグだから、大丈夫なはずだ。
「それじゃあ、いただきます。」
「いただきます。」
パクッ!
甘かった。2つの意味で僕は甘かったようだ。
「あの〜、ツバメさん?この目玉焼き、なんで甘いんですか?」
「私はこれがおいしいんですが。もしかして、兄さんは嫌いでしたか・・・?」
ツバメは目に分かるほど落ち込んでしまった。まずい!
「そんなことないよ!甘い目玉焼きも新鮮でいいかもしれない!」
「本当ですか?無理をしなくてもいいんですよ?」
「無理なんかしてないよ!おいしいよ!!
いやぁ〜、さすがツバメだな!こんな美味しい朝食を作ってくれるなんて、僕は嬉しいよ!」
「もう、兄さんそれは言い過ぎです。誉めても何もでませんよ?」
そうは言ってるが、ツバメは顔を赤くして照れていた。
何とか機嫌を回復させることができたな。
しかし、ツバメの”甘党”には驚いたな。まさか目玉焼きにも砂糖をかけるほどだなんて。
今度からは気をつけないと・・・

僕は何とか甘い目玉焼きを完食し、ツバメと一緒に登校することとなった。
いつもの時間に家を出ることにできたからゆっくりと歩いていく。
学校まであと3分の1となったところで、あいつが現れた。
「おっはよう!ツバメちゃん!」
「おはようございます、村鎌先輩。」
「朝からツバメちゃんに会えるなんてラッキーだな〜。
今日の運勢、テレビでは最下位って言ってたけど、ありゃなんかの間違いだな!」
「お〜い。僕に挨拶は?」
「はいはい、おはよう晃。」
「その投げやりな挨拶は、非常に不愉快なんだけど。」
「挨拶したんだから文句言うなよ。」
こいつは僕の友人の村鎌 聡史(むらかま さとし)。中学校からの付き合いだ。
「ところで晃。今日提出の数学の宿題やった?」
「当たり前だよ。教室に着いたら貸してあげるから心配しなくていいよ。」
「さっすが晃!愛してるぜ!!」
「大声で変なこと言うなよ。周りに迷惑じゃないか。」
「気にすんなって!」
その後も聡史が一方的に喋り続けるおかげで、
学校に着くまで周りから注目を浴びることとなってしまった。

下駄箱の前でツバメと別れることになった。
「兄さんと村鎌先輩。私はこれで失礼させていただきます。」
「うん、それじゃあ。」
「またね、ツバメちゃん。」
僕と聡史は同じクラスなので、2人で教室に向かって歩き始めた。
教室で自分の席に着いても、聡史はずっと僕に話しかけてくる。
キーンコーンカーンコーン
「おっ!チャイムが鳴ったな。そんじゃ、またあとでな!
数学の宿題借りていくからな!お礼はちゃんとするから!」
そう言って、聡史はやっと自分の席へと戻っていった。
お礼といっても、どうせまたジュースを奢るだけなんだろうな。
まぁ、お金が浮くのは嬉しいから良いんだけどね。
さて、今日もまた学生らしく勉学に励もうとしますか。

時間が経つのは早く、もう放課後となった。
今日はバイトが休みなので、家に帰ってゆっくりするか寄り道して帰るか迷っていた。
ちなみに聡史は用事があると言い、さっさと帰ってしまっている。
どうしようか迷っていると、廊下を歩いているツバメを発見した。
「ツバメ!」
「兄さん。どうかしたんですか?」
「いや、今日はバイトが休みだから一緒に帰ろうかなって思って。」
「そうしたいのですが、今日は委員会があるので・・・」
「そっか。残念だな。」
「すみません。私も一緒に帰りたいのですが。」
「ツバメが悪いわけじゃないよ。残念だけど、僕は先に家に帰るよ。」
「分かりました。それではさようなら、兄さん。」
ツバメに先に帰るって言っちゃったからな。まっすぐ家に帰るとしよう。
そう思い、僕が校門を出たところで、
「沢風く〜ん!!」
バイト先の先輩に呼び止められた。
「先輩でしたか。先輩も今日はバイトが休みなんですか?」
「そうだよ。今帰りかな?
良かったら途中まで一緒に帰らない?」
「良いですよ。喜んで一緒に帰らせてもらいます。」
「よし!じゃあ出発〜。」
こうして、僕は先輩と途中まで一緒に帰ることとなった。

だけどこの時、校舎の方から僕たちのやり取りを憎らしそうに睨みつけている少女いた。
少女は2人に気付かれないように尾行を開始した。

「沢風くんは彼女とかいないの?」
「急に何を言いだすんですか?」
「いいから答えて!」
「いませんよ。それに、僕に彼女なんてできるわけないですよ。」
「でも、昨日店の前にいた女の人は彼女じゃないの?」
「あれは前に話した、僕の義妹ですよ。」
「お〜。あれが噂の義妹さんですか。」
「噂のって、何ですか?」
「いや、別に深い意味はないよ。私が勝手に付けただけだから。」
「勝手に付けないで下さいよ・・・。」
「男の子が細かいこと気にしないの!」
それから、僕は先輩とバイト先の愚痴や今日学校であったこと等、他愛もない話をした。
学校を出てから10分経ったくらいで、交差点にさしかかった。
「それじゃぁ私、こっちだから。」
「そっちってことは、先輩は電車通学なんですね?」
「そうだよ。家が遠いからね。」
「そうだったんですか。それでは先輩、また明日。」
「またね。これは私からのプレゼントね。」
そう言うと先輩は、いきなり僕に抱きついてきた。
あまりにもいきなりだったので、僕は喋ることができず、口を金魚のようにパクパクさせていた。
周りから見たら、さぞ変な顔をしていたに違いない。
ほんの数秒のはずなのに、僕はとても長い時間に感じられた。
「それじゃあね。バイバイ!」
先輩はようやく離れ、顔をほんのりと赤くして走り去ってく。
僕は先輩が見えなくなるまで、ただ茫然とその場で固まっていた。
未だに先輩に抱きしめられた感触が残っている。
先輩は冗談のつもりで抱きついたようだし、早く忘れるとしよう。
でも、今度会った時にどんな顔をすればいいのだろうか?
そんなことを考えながら僕は歩き始めた。

 

 

今日はちょっと大胆過ぎだったかな。
でも、こうでもしなきゃ沢風くん気づいてくれないんだろうな。
結構、あの子鈍感なのよね〜。バイト先でもアプローチしているのに気づいてないし。
でも、今回のアレはさすがに意識しちゃうでしょうね。
昨日の女の子は義妹って言ってたし、一応念のために彼女がいるかどうか聞いたけど、
いないってはっきり言ったから大丈夫なはず。
よし!これからはもっと積極的に責めていこう!!
だとしたら、どうしようか・・・

”三番乗り場に列車が参ります。御乗りの方は、黄色い線の内側に御下がり下さい。”

彼女は気付かないでいた。一歩後ろに居る、酷く歪められた笑顔をした少女に。
そして、これからの自分に・・・。
トン。
彼女は押される感触と共に変な浮遊感を感じていた。横を見たら電車がグングンと迫ってきている。
(えっ!押された!?いったい誰が!!)
彼女が後ろを向いた時、押した少女は何かを呟いていた。

”さ”、”よ”、”う”、”な”、”ら”

駅から少女は離れ、近くの路地裏へとやって来た。
駅で人身事故があったと、誰かの声が聞こえてくる。
少女は周りに誰もいないのを確認した後、
「あ、はははははは。あっははははははははははははははっは!!!!!
ひゃあっはははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!
あははははははははははははははははははははははははあっははははははははは!!!!!!!」
大声で嗤った。

2007/11/10 To be continued.....

 

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