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1

「お?」
登校中。いきなり雨が降ってきた。傘は無い。いかんいかん、酸性雨だ。
は、禿げてしまうでおじゃる!
「ダーッシュ!!」
その瞬間、俺は世界を代表出来るほどのスプリンターとなった。いける!これなら世界新…
「きゃ!」
「うおあ!?」
は狙えなかった。角から現れた美少女(脳内決定事項)とごっつんこごめんなさいイベントを
起こしてしまったからだ。
こうなったら世界新なんて目じゃないね。滅多に無いムフフイベントを堪能するだけだ!
「お嬢さん、大丈夫ですか?お怪我は?」
「いったた…はい、大丈夫…って、なによ。蒼也じゃない。」
興ざめだ。これなら世界新を狙った方が良かった。俺は何事もなかったかの様に、
再びスプリンターとなった。が。
ビタン!
突如足をすくわれ、無様にも潰れたカエルの様に地面に突っ伏してしまった。
もしや…オーバーワークか……くっ!あと一歩のところで…動けよ!俺の足!!
「なぁに無視しようとしてんのかなぁ?」
違った。俺の足をさっきぶつかった処女(訂正版)が掴んでいたのだった。
「ひ、ひぃ。お許しを!紅様!轢いたら怖くなったんです!」

「あたしゃ轢き逃げされたんかい?」
「いえ、なんのことですか?轢き逃げ?はん、なんの証拠があって言ってるんですか?
誤認逮捕は罰金ものですぜ?」
「これ、あんたの本ね。」
そこに掲げられたのは俺の秘蔵本、通称オカズだった。健全な男子諸君は理解出来るだろう。
が、ここで慌てる様なへまはしない。
「おいおい、誤認逮捕の次は偽造証拠かい?政府も腐ったもん……」
「エロ本に名前書いてる人って初めて見たわ。」
「それぼくんだい!返せぇ!」
「………」
「………」
雨穿つ中、びしょ濡れになりながらコントを繰り広げる二人。この虚しさは相当だ。
「……風邪引く前に、行きましょう。」
「そうだね。」
もうここまで濡れたら関係ない。ゆっくりと歩いて登校した………
学校
「ピーーーッ!!!」
「わあ!急に機械音が!?」
前方にターゲット発見!今度こそ美少女間違いありません。ターゲットロック……レディ……ゴウ!!
脳内シグナルと共に、再度地面を蹴りだし、加速する。今日の俺、朝から走りっ放しだなぁ。
グッジョブ!マイフット!

美少女と徐々に距離を詰める200…150……100……50……もうすこしで射程圏内!!!
45……30……10…5…キタ!!大股で一歩を踏み出し、瞬間的に間合いを詰める。
相手が歩いている速度を瞬時計算。腕を下から振り上げ、更に狙いを絞る。
「もらった!!」
あとは取ったも当然。地面をすくう様に腕を振りおろし……アッパーの様に振り上げるべし!!!
「ヒィヤッホォーウ!!!!」
ブァア!
「きゃあ!?」
秘技、スカートめくり改!!決まった!後ろからめくっても前の裾もまくり上がってしまう凶技。
「う、兎!兎パンツ!!」
印象とピッタリのパンツだ。それを見た瞬間、俺のボルテージはMAXになる。
「おー!!!おー!!!!おーーブハッ!」
歓喜の舞いをおどっているところに、紅からスライディングタックルを食らう。
「ばっかじゃないの!?朝っぱらからスカートめくりだなんて、
小学生のガキでもしないんじゃないの?」
「ふっ、マダム。かまってもらえないからって拗ねるなよ。お前もスカート穿いてきたら
めくってやるよ。あ、パンツはよこしまね。」

「ばば、馬鹿!あんたにめくって欲しくなんかないわよ。」
「あのー…」
「それはどうかな?少なくともお前のフラグは立ちつつある!スカートを穿くイベントが
起きてもおかしくないはずだ!」
「す、スカートめくりっぱなし……」
「……なによ、フラグって。ありえないし。っていうか空ちゃん弄るだけ弄って
放置するのやめなさいよ。」
「あはっ、ごめん、空ちゃん。今日は元気?」
「はい、元気で…」
「うん、兎のパンツはピッタリだと思うよ。明日は典型的なクマと言う路線で……ブッ!」
「セクハラ!女の敵!!」
「ああ、そう照れるなって。好きな子ほどいじめたくなっちゃうあれだろ?あれ。
っと、ところで海ちゃんは?」
「ええ、雨が降ってるから休みです。」
「くっ……いつものことながら脈絡のない奴……」
紅が怒りに震えていたが今はスルーだ。
ピンポンパンポン
朝の潤いで心身共に満たしていると、これまた古典的なチャイムがなる。
『Eの1045、Eの1045。至急、医療室まで来なさい。』
って俺じゃん?なんだよもー。空気よめって。
「だそうで、俺は授業免除だ。」
「…最初っからないじゃない。」
「だはは。そっだね。んじゃな。」
そういいのこし、急いで医療室へ向かった……

2

「んー、んん、んー♪っと。」
まったく、今日も今日とて無茶させやがって。俺の体が泣いてるぜ。壊れちゃいますって。
と、前方に一日の疲れを癒してくれ美少女発見!辺りをウロウロ見回しているところをみると、
新しくきたってとこだな。
ここはいっちょ、優しいお兄さんと言う辺りで第一印象を良くしておきますか。
「はぁい!そこの美少女ちゃん!」
彼女はびっくりしたように驚き、『私?』と言ったように自分を指差す。
いいなぁ、こういう無垢な子。

「君、ここは初めて?」
こくこくと頷く。ん?喋れないのか?
「喋れないの?」
また、こくこくと二度頷く。
「そっかあー。喋れないのかぁ。あー大丈夫。僕らはそんな君でも大歓迎だ。
そうだなー…名前は…昴ちゃん!どう?」
いきなり名前をつけられたためか、戸惑った顔をする。いいなぁ、
こういう自分の感情をすぐに面に出す娘って、大好きだ。……食べたくなっちゃうぐらい。
「うん……君は良い娘だ……本当、食べたいぐらいだ。…ねえ?食べても良いかな?」
冗談を。と言ったようにくすくす笑われる。

その笑顔が崩壊の鍵だった。みるみるうちに全身の体温が上がっていく。ぺろりと舌を舐める。
唇は乾いていた。適度に湿らせないと。
嗚呼、涎まで垂れてきそうだよ。
「本当に、オイシそうだ……こりゃ、おもちかえりだな。」
まだ笑い続けている少女の肩を掴む。それだけで理解できたようだ。俺の本気さを。
目が一気に怯えた色に変わる。いいね。それもまた味だよ……
首筋に近寄り、うなじを舐める。性感帯なのか、びくりて体が動く。
「や……」
かすかだが声が漏れる。あれ?おかしいな。喋れないんじゃなかったのかな?
嘘をつく娘は嫌いだなぁ……俺の好みに合わせないと。
彼女の目を見続け、再度近付いたその時……
「ストップ。」
背後から無気質な、それでいて聞き覚えのある声が聞こえた。ああ、それだけで体温が一気に冷め、
膨れ上がった性欲も萎んでいく。
「なんだよ……またかよ!」
「ひっ」
ここ2、3回は全部止められている。最悪だよ。まったく。ほら、またオイシソウナ娘が
逃げちゃったじゃないか。まったく、今度こそ食べられると思ったんだけどな。

「蒼也、まただよ。」
その声が後ろから近付いて来るのがわかる。本当、興ざめだよ。
「あのさぁ、一体どんだけ俺の邪魔すれば気が済むわけ?好きなようにやらせてくれよ。
溜まっててしょうがないんだよ。」
「そんなにセックスがしたいなら、私とすればいい。あなたのためなら、なんだってする。
あなたのために、処女はとってあるし…キスもまだ……」
「そんなのオナニーと変わらないよ。自分とやっても意味ないじゃん。」
振り向く。ほら、やっぱり彼女だ。少なくとも、あの顔は怒りに相当する。
自分がかまってもらえないからって妬いてるんだな。
「それに、君が未経験でもむこうさんは経験済みだったかもしれないじゃん?
それだったら膜もないんだよ?」
「気持ちの問題。私は未経験。」
「あーはいはい。ま、どっちにしろ君は抱きたくない。」
恐らく勃起さえもままならないだろう。そんなんじゃ抱く意味もないじゃないか!
「それに、君を抱いてもこうさぁ、喘ぎ声がなさそうじゃん?それじゃあいけないんだよ。
興奮が足らない。グッとこないね、うん。」
「お望みなら、いくらでも喘いであげる。」

「それは俺が喘いでっていったから喘ぐわけじゃん?違うんだなぁ。心から屈した喘ぎ声がね、
俺の心を満たしてくれるのさ。」
「…蒼也の理論は理解不能よ…」
別に理解してもらわなくてもいいよ。理解されちゃったらそれは「俺」の理論じゃなくなっちゃう
わけだし。
「ま、とにかく今は消えてくれ。」
「…わかった、でもその性欲の捌け口がなくなったら私が……」
「大丈夫だっつってんの!」
怒鳴った瞬間、彼女の気配は消えた。ふう、本当にいやな気分だ。早く帰らないと………
自宅
「ただいまーっと。」
出迎えは…来ないか。まあ、部屋にいろって言ったもんな。うんうん、忠実なのはいいね。
部屋にはいる。案の定、彼女は溶けた様な瞳のまま、俺をまっていた。
「お、おかえりなひゃいまへぇ、そ、蒼也…さまぁ…」
「ああ、ただいま……一人で気持ち良くなんてならなかったか?」
「は、はひ……蒼也様を、ま、まってまひた…」
ああー。たまんねー。いいよなぁ、やっぱこういう忠実な奴っていいよなあ。
紅にもみならってほしいよ、うん。
感動に浸りながら、彼女からバイブを抜いてやる。

ああ、濡れ具合からして確かに一人でヤってはいなかったようだな。
「今日はさー、けっこうイライラが溜まってるんだ。聞いてくれYo。」
彼女に俺の一物を舐めさせながら、一日について話す。空ちゃんのパンツが兎だったこと。
試験があったこと。今日初めて会った、口の聞けないかわいい女の娘のこと。
最後の話をした途端、彼女の舐め方がよりねっとりとなり、快感が増す。あー丁度良い。
「そ、そろおんにゃにょこ……蒼也ひゃまの、ものにすうんです…か?」
「…いや、多分彼女とはもう会えないからな。無理だ。ショックだあ!!
写真の一枚でもとっときゃよかったなぁ。レベル高かったぜ?ありゃぁ。」
「わ、わたひ、もっとがんばりまふから……んん…そ、そんな他の女の娘を……ぷは…
探さないで…くだひぁい……なんでも…なんでもします…からぁ……んく…」
「そうだな…」
彼女の頭を掴み、さらに深く咥えさせる。
「んんんーー!!!」
「キミが壊れるまでそれは考えないどいておくよ。」
「んぐ…ぷあ、ありがとうございます…」
前の娘は一週間しか保たなかったからなぁ……この娘はまだ大丈夫かな?

3

翌朝
鳥のさえずり……なんて優雅なものは無く、目覚ましも何もなしに起きる。もう習慣付いた癖だ。
しっかし昨日は久しぶりに激しかったな。でもまだ彼女は壊れて無いらしい。
うんうん、長持ちすると探す手間が省けて良いな。
作ってもらったバタートーストを二人で食べ、学校に行くまでぼーっとする。
今日はいつになく快晴だ。こういう日は気分も良いし、性欲も疼かない。
「蒼也様?」
「ん?」
「その…昨日言った事…お願いします…変わりの女の人を探さないって…」
ああ、それでなんだかテンションが低かったのか。いかんな。治さないと。奉仕のレベルが下がる。
「ああ、今日は気分が良いからな。探さないどくよ。ただ……」
そういって彼女の耳元に寄り添い、そっと呟く。
「これを一日中つけてられたら、ね?」
彼女の手にローターを渡す。一瞬戸惑った顔をするが、また笑顔になり、
「はい!私、頑張ります。」
とうれしい事を言ってくれる。まあこの調子だとちゃんと就けるだろうな。
俺は安心して家をでて、学校へと向かった。それを見送る彼女……いいねぇ。

「うぉーっす。」
目の前に見えるは紅。あーあ、なんだよ。
「スカートちがうん?」
「あたりまえでしょ。なんで私がスカートはかなくちゃいけないのよ?」
「はん、愚問を。なんのためにスカートがあると思う?」
「なんのために?」
「もち、めくるためだ!!」
「そこまでいいきれるこんじょうが凄いわよ。ま、私は絶対に穿かないけどね、」
相変わらずプライドが高いなぁ。つーか高過ぎ。そんなんだから弾かれてんだよね。
依然、紅のフラグは立つ気配も無く、学校へとむかう。
「む?」
前方に再度美少女を発見!!追撃に参ります、隊長!陽の降り注ぐ炎天下の中、地面を駆け抜ける。
そしてまた距離5のところで腕を振り上げる!
「ヒィヤッホォーウ!!ウゴォ!?」
が、今日は違った!俺のダッシュに合わせるように、その勢いを利用したカウンターが入っていた。
しかも喉に!グーパンチで!!
「おおぅ…ぐぉ……えっと…き、今日はつよひね?」
「あなた、昨日空のスカートめくったんですって?」
「…そのしゃべり方ってことは……海ちゃん…かな?」

海ちゃん。空ちゃんの双子の姉だ。この娘がいるせいで妹の空ちゃんには
なかなか手を出せないでいる。まるで保護者的存在だ。
「はひ、空ちゃんの兎パンツは拝ませてもらいましたよ…」
「はぁ、空のことだからみられても怒らなかったんでしょうね。」
さすが双子様。わかっていらっしゃる。
「いい?空をあんたのてごめになんかさせないからね!」
「っはは、ご冗談を。おいどんはそんな鬼畜ではないでごわすよ。」
「…どうだか……」
「ところでその話題の中心、空ちゃんは?」
「今日は晴れだからこれないわよ。」
あー、そうだね。こんな晴天ならこれないはずだ。もったいない、こんな日に外に出れないだなんて。
「さってと、昼飯まで寝よう。」
「私も、本でも読んでようかしら……」
「私も眠いわ…」
「おわ!?い、いつの間に、紅。」
「へぇ…ずっと後ろにいたってのに……私にも気付かないぐらい海ちゃんとね
会話が楽しかったのかなぁ?」
「め、めっそうもない!それより眠いのなら、一緒に保健室でゴートゥーベット……」
「断るわよ!!」

十二時まで爆睡。そして腹時計がなり、ピッタリで目覚める。
ふはは、この安眠を防ぐ者など誰もおらん!
「はーらへった、腹減ったぁ!」
鞄を開けて中を見る、が!
「べ、弁当忘れた…」
そういや机の上に置いておくっていってたなぁ。さて、どうしようか。
金もない、かといって取りに戻る気力もない。
絶望にうちひしがれ、ぼーっと外を見ていると
「ぶっ」
おもわず吹いてしまった。外に彼女が弁当箱をもって立っていたからだ。
慌てて外へ出ると、彼女は汗だくになって立っていた。
「なに!?いつからいたの?」
「え、えと、蒼也様が……」
「ストップ。外じゃ『さん』ね。」
「蒼也さんが家を出て行ったら……弁当箱が置きっ放しだったので
すぐに追いかけたんですけど……授業が始まってしまって渡せませんでした……」
「朝からずっと居たの?ここに?」
「はい、いつ気付いてもらえてもいいようにと……」
さすがに俺も呆れた。ここまでする娘は初めてだ。その汗だくの顔をものともしない笑顔に、
俺は少なくとも恐怖の感情というものを覚えた…………

4

「いいよ、もう帰って……」
そう彼女に帰るように促す。が。
「蒼也さん、お飲み物はありますか?今日は暑いからしっかりと水分を取らないと
脱水症状になってしまいます。よろしければ私が買ってきましょうか?
たしか自動販売機は……学校の裏でしたね。それでは買ってまいります。
あ、蒼也さんは校舎の中で待っててください。倒れてしまうとまずいですから。
はい、こちらハンカチです。汗をおふきになってください。」
そう一気にまくし立てると、彼女は走って行ってしまった。
「いかん……いかんなぁ。」
家では主導権は俺にあるのに、何故か外では彼女は元気になり、
いつもイニシアチブをとられてしまう。俺としては従順な娘のほうがいいんだけどな。
「ま、買って来てくれるんだし、お言葉に甘えまくって待ってるとしよう。」
ハンカチで汗をひと拭いし、校舎の中へと戻っていった。そういや……ローター着いてたか?
太股に紐があったから……着けたままなんだろう。
もう適応してきたのか。そろそろより強力なものを手に入れないとな………明日辺り、
学校さぼって探すか。

「んー。よかったよかった。これで食料の問題は無くなったな。」
一安心したら余計腹が減った。早速食おうかな。包みを開け、割り箸を割り、箱開ける。
レッツイーティング!!
『LOV…』
バン!
「はっはっはっ!さぁて、購買に…」
「ないでしょ、うちの学校。」
くぅ、紅よ。びしりと言うなよぅ、現実逃避させてくれよぅ。
「はぁ。」
おもいきら溜め息をつき、再度開ける。
『LOVE』
ああ、彼女よ。無慈悲なる一撃を我に与えるか。
「なに天を仰いでるの?蒼也?」
俺がまさに天を仰いでいるのを、海ちゃんが物珍しそうに弁当を覗いてくる。
これをみられたら……ヘブンだ!
「がつがつがつがつがつ!!!」
「うわっ、きったないなぁ……ご飯粒飛ばしながら食べないでよ。」
「がつがつがつがつがつ!!!ぐぼっ!!」
む、むせたっ!鼻の、穴に!ご飯粒がっ!!!
「く、紅…オーチャァー!」
紅が飲んでいた緑茶のペットボトルを奪い、一気に飲もうとする。
「あ、ば、馬鹿蒼也!」
あ、もしかしたらこれって、か、間接キス……や、やだ、恥ずかしいじゃない。

ぐびぐびぐびぐび!
そんなうれしはずかしな考えも浮かばず、お茶を一気に飲み干し、飯を飲み下す。
「ぷっはぁ!た、助かったぁ。」
「ああ…わ、わたしの…私のお茶がぁ。」
絶望にうちひしがれた紅を見る事に少し快感を覚えてしまった俺は少しSなのかもしれない。
ああ、もっと紅の壊れた姿を……
「蒼也…さん?」
ギクリッ!
瞬時に背中に悪寒が走る。その声に怒りと悲しみが含まれていたからだ。
「あ、はははは…よう…どしたの?」
案の定、彼女が立っていた。手には飲み物を持って……半泣きの顔で………
「そ、蒼也……さん、わたひの……買ってきたのみもの……ひっく…い、いらないんでずが?」
ま、まずいな……周りには紅達もいるし、無下にいらないなんて言えないなぁ。
こいつらには鬼畜な面をまだ見せたくないし………
しかたない
「はは、わりぃ、忘れてた。まぁでも飲むよ、うん」
「よかった…そうですよね、蒼也さんが私のを飲んでくれないはずありませんよね?」
そういって蓋を開ける。おや?目が虚ろですよ?な、なんで俺の首を固定するのかな?

そして彼女は一口のみ物に口をつけ……
グイッ!
「はい、これで私と蒼也さんも間接キスですね。」
無理やり俺の口に突っ込み、液体をながしこんだ。一気にっ!!垂直に!!!!
ペットボトルを凹ましてまで!!!
「おぶぶぶぶぶっ!」
しかも炭酸!
校内で口内を犯されてる!あれ、面白いギャグができt
「ぶっごぁ!」
当然炭酸の直接嚥下に耐えられるわけなく、教室のど真ん中でブチまけてしまった。
それを避ける事なく、もろにカブっていた。
「ああ……蒼也さんの唾液を含んだ飲み物が私にかかってます……うれしいです……」
いやいやいや、俺はそんな変態に育てた覚えはありませんて。うわっこらっ
俺の顔に付いたのを舐めるなって!
「あはは蒼也さんの味がするぅ。」
コーカが俺の味かよ。
「あの……誰?」
紅と海ちゃんが不審そうに見てくる。そりゃそうだよな。いきなりこんな珍事件を起こすんだから。
「えっとな…ほら、離れろって……彼女はえーと…うん、妹だ。名は、無い。」
「猫じゃないんだから。」
さぁて……どうごまかしていこうかな…

5

「妹?」
「そうそう…あーっと…生き別れで……昨日、そう、昨日!!いやぁ、この島に来たわけですよ。」
「いや、っていうか……妹なんているわけないじゃん、私達……」
どーしてそーやってリアリティな方へと持ってくかなぁ。
「んー…じゃあ、姉妹機?」
「そりゃあんたのストーカー女でしょ?」
「いやぁー!やめてぇ!あれは俺の人生の汚点なのぉ!!」
「うわ!キモいから止めてよ!くっつくなぁ!」
げへへ……こうなったら俺は止まらないぜ……
「うりうり!」
もみっ
「きゃぁん!?む、胸をもむ……なぁ…」
「ほっほぉ、普段は強気なのにこういう事されるとそんなかわいい声で泣くのかい?
……さては精神的処女だな?」
「そ、んな…かわいいなんて…んぁ…」
そこしか聞こえてねぇのかよ!
「さぁって、こっちも濡れてきたかなぁ?」
そういって紅のズボンのベルトに手を掛けると……
「そ、う、や、さ、ん?」
ブンッ!ガッ!
いやぁ……弁当箱の角って痛い………
「うわ、な、殴った?」
海ちゃんが驚きの声を上げたのが最後に聞いた声だった………

「う、うーん……」
目を覚ます。意識が覚醒する。
「ここは……?」
真っ暗で何も見えない。は!?まさか後ろから殴られて気絶している間に拉致監禁された?
「きゃー!助けてぇ!操が、操がぁ!………あ。」
ただたんに夜で周りが真っ暗なだけだった。当然学校の電気も落ちていたのだ。
っていうか、こんなに暗くなるまで放置ってひどくない?
もはや死後と化し、化石にまでなりそうなほど古い、語尾の音程を上げた疑問型で考えてみる。
「夜の学校……めざすはあの娘のリコーダー!」
とはいえ、誰もリコーダーなんて持ってるわけがなく、とても虚しくなってきたので
とぼとぼかえる。くすん。







夜の帰り道。こんなに遅くなって帰るのはとても久しぶりかもしれない。
時計を見ると十一時……いや、気絶しすぎっしょ?
五十メートル間隔で設置してある薄暗い街灯の下を歩く。やばいなぁ……やばいやばい。
さっきから後ろに居るよ。自他ともに認めるストーカーの彼女じゃなくて……
この時間帯によく現れる浮浪者が……まったく、金目の物なんて無いっての。

「女かな?……男は勘弁して欲しいなぁ。」
襲い返す意味が無くなる。女でもおばさんも止めてほしいけどな。
どっちにしろ襲われるのは確定のようだ。背中にビシビシと殺気が当たる。
「1…2の…3!」
タイミングをみて走り出す。いきなりの行動に慌てたらしく、すぐに追うように向こうも走り出す。
はは……滑稽だな。
そのまま距離を開けず詰められずのスピードで走る。と、ちょうどいい裏路地を発見。
そこに入り込む。それと同時に180°振り向く。……来たっ!
見切り発車で、勘を頼りに拳を振り出す。タイミングは……
バキッ
ジャストだ。見事、浮浪者の顎に直撃。一発で気絶する。
「さーて……なんだよ…男かい。」
しかもおっさんだ。ああ、興ざめだな。しかしナイフを持っていたとはなぁ。
作戦勝ちってやつかな。
そのナイフを没収し、再度帰り道に戻ろうとすると………
「蒼也、危なかった。」
また…彼女かよ………
「なに?何か用?帰りたいんだけど。」
振り替えると、真っ暗な裏路地に、まるで猫のような瞳だけが、うっすらと見えていた。
相変わらず不気味だ。

「この浮浪者どうするの?……殺しとく?」
「いや、そんなにまでしなくていいよ……てか、殺すのはやりすぎだって。」
「でもあなたを傷つけようとした。殺されてとうぜん。だから……」
「殺すな。」
「わかった…あなたが言うなら…」
やれやれ、ただでさえこの浮浪者が男だっていうだけでやる気ダウンなのに、
その上彼女まで現れるとは……今日は厄日かな?
「じゃあ俺は帰……」
「また家に、女を飼ってる。」
なんの脈絡もなく、話題をふられる。
「は?」
「今日学校に弁当を届に来た女……あれ、新しい女………」
監視してたのか。やだねぇ、いつも周りにいるなんて。ストーカーなんて甘いもんじゃない。
「殺したい……あの女………あなたに馴々しくして…」
「止めてくれよ。彼女はもしかしたら初めての大物かもしれない。
忠誠心といい、行動力といい、文句なしだ。」
「わかった。あなたがやめろって言うなら止める。」
「……俺が死ねって言ったら死ぬの?」
「それはやだ。あなたに会えなくなる。」
「はは……中途半端だよ、それ。」
「あなたが一番…あなたが私の世界だから…」

6

「ただいまかえりましたよっと。」

無事帰宅。既に時刻は九時をまわっていた。…おろ?
おかしいな。今日はなにも言っていかなかったから迎えにきてもいいはずなのに……
いかんなぁ。最近彼女は生意気になってきた。あろうことか俺に対して謀反を起こす気ですか。
バンッ
「HEY×3シスター!最近生意気になってき……」
部屋のドアを開けたと同時に叫びながら入った……が、言葉は途中で切れた……何故なら彼女は……
「ひゃい!?」
物凄く驚いた様子でポケットに手を突っ込んだ。なにやら怪しげな物を持っていたような………
「さて、Mrs.。持物検査の時間だ。まずはそのポケットに入れた物、見せてもらおうか。」
方向転換。今日はなんだか鬼畜になりきれない。こいつを弄って遊ぶとしよう。
「はは……い、いや、なにもも……」
「ダメッ!見せなさい!今日弁当箱で殴った罰!」
「あれは……蒼也様が他の女の子と楽しそうにするから……」
「楽しくしなきゃ学校行く意味ないでしょーが。さ、見せなさい。」
「ううぅ……これだけはぁ……没収しないでぇ……」

没収されるような物なのか。彼女はおずおずとポケットから「ブツ」を取り出す。
その正体は……お、俺の……
「キサマァ……それでかぁ…」
俺のパンツだった。どうりで洗濯物が増えてると思った。いや、洗濯物はパンツだけじゃない、
シャツやズボンも……
「お前はさぁ……俺が居ない間なにやってんの?」
「ええ…と…お、お、…」
「オ?」
「…ナニー」
「……………」
「う、上着から下着まで全部蒼也さんの着てやると……その、あったかくて、
抱かれてる感じがして……あ、ちゃんと洗っておきましたよ?」
「あ、た、り、ま、え、だ!」
「きゃうぁ!?」
グググとおもいきり胸を鷲掴みにする。レッツ凌辱!
「あ、あ……ふぁ…」
「ん?…ちょ、おま、また大きくなったか?」
「は、はいぃ……この前、Eになったばかりで…」
「へぇ、…このまま揉み続けりゃ、搾乳出来るんじゃねぇの?」
更に力を込めて揉む。おぉー。こんなに柔らかい女の子ははじめてだ。
「紅よかでかいな…」
そんなことを呟いた途端、急に右の爪先に激痛が走った!つまり踏まれたわけだ。

「どうしてそういうことを言うんですかねぇ!」
グリグリッ!
「ふ、ふふ……そ、そんな攻撃で揉むのをやめる、とでも?」
そんな悪ふざけをしていたのだが……ふと足にこもっていた力が抜け、
同時に彼女が悲しそうな……というより、涙を流していた。
「前にも…ひっく…いいましたけど……わだし以外の女の子を見つけようなんてしないでください。」
「あ?なんでよ?」
「お願いですっ!なんでもしますから!喜ばれる事も、気持ちいい事も、言えば何でもしますから!
だから……」
「おいおい、なにそんなに必死に……」
「だって、今日初めて蒼也様が行ってる学校へ行ったら……あんなに周りの女の子と
楽しそうにしてて……」
それで不安になったと……まぁ、学校で会ってる奴等はまだ対象外なわけだから
心配の必要はないんだが……
「生まれてすぐにこの島に流されて……右も左もわからなかった私に声を掛けてくれたのは
蒼也様でした。それからこの家で一緒に暮らさしてもらって……感謝し切れないほどなんですよ?」
「でも俺優しくないぜ?酷い事ばっかしてるしさ。」

「いいえ、そんなことありません。それ以上に優しいです。」
参ったな……こんな娘は本当に初めてだ。だいたいこの島でキョロキョロしてる女の子は
来島して間もない証拠だ。そんな彼女達はちょっと優しく言葉をかければ簡単に墜ちる。
まあその後家での俺の性欲処理の相手をした後は、壊れるまでまるで親の敵を見るような目で
睨まれていた。
だが、今の彼女は違う。ここまで懐かれるのは初めてなため、正直戸惑っている。
「それと……」
「ん?」
「私も……が、学校に行きたいです!」
「……そっか……まぁいいよ、来ても。」
「ええ!?ほ、本当ですか!?」
「ああ、本当も本当。今日はもう眠いや。誰かさんに殴られて気絶してて遅くなっちゃったからね!」
「あーん、そうやって意地悪をいうー。あれは蒼也様が八割悪いんですって。」
「二割は認めるんだな。」
「うっ!」
「っはは!やーいやーい!暴行少女!」
そうやって戯れあって、夜は過ぎていく。女の子とそんな夜を暮すのは初めてだ。
なんだろう、この感じ。感情の欠如し、偽装している俺には理解しにくいものだった。

7

「はぁ…はぁ…」
「ん、そ、蒼也…さまぁ……」
「くっ、いくぞっ」
「はい、中に…だしてぇ!」
いわれたとおりに中に出す。いつものような体の求め合い。今も彼女を抱いている。
けど…何か違う。いつもと違う。「何が?」と聞かれても分からないだろうけど、違和感は否めない。
「はぁ、はぁ、そ、蒼也さま…よかった…ですか?」
「ああ、悪くはなかったな……」
互いに息を整え、ベットで横になる。いつもの道具のような物は周りに転がってはいない。
「今日の蒼也さま……なにか違いましたね……」
彼女にも悟られていたようだ。それほどまでに変わってたのか、俺………
「どういう風に違った?」
「なんだか……いつもより優しかったです。バイブとか……使わない、
普通のエッチをしてくれましたし……初めてじゃないですか?」
「初めて……か。」
確かに。いままでたくさんの「彼女」達とこういう事をしてきたが、
普通なんてのは初めてかもしれない。でも、何故か……悪くはないとおもった。
俺の欠陥からして無いと思ってたんだがなぁ。
「でも私は……今回のほうがいいです…」

「そう……」
後始末をして、服を着る。
「あれ?どこか出かけるんですか?」
「ああ、なぁに……ちょっち喉が渇いたからな。飲み物買ってくるだけさ。」
「あ、じゃあじゃあ、私パンタオレンジ!」
「ふん、貴様が俺をパシらせるなぞ、一世紀早いわ!」
「うぅ…ごめんなさい……私が行ってきますぅ。」
ショボンとして、彼女も服を着始める。ああ、こいつは本当に買いに行っちまうな。
「いいってば、ジョーダンジョーダン。マイケルジョーダン。」
嗚呼!また化石級な駄洒落をいってしまった!いかんなぁ、オッサン化してるよ。
「俺が行く。パンタオレンジな。」
そう言いうと、彼女はまるで夜の猫の様に目をまるくし、驚いている。
「え、えぇえぇえ!?」
「なぁーにを叫んでおるんじゃい。夜中に……近所迷惑だぞ。」
「だって……飲み物を買ってきてくれるのも初めてだったから……」
そうか……なんだか初めてばかりだな、今日は。
「てめっ!俺が鬼畜みたいな言い方じゃないか!」
「じ、実際鬼畜ですっ!」
「ああ、いいよぅ、なら後でパンタ代払えよ!」
そんな子供のやり取りをして部屋をでていった…

「〜〜♪」
鼻歌交じりで自販機まで行く。時間は夜中の一時。この島にはコンビニなるものは存在しないため、
自販機しか買う手段は無い。
もう蝉が鳴く季節だが、夜は涼しくて気持ちいい。
吹き抜ける風が先ほどまでほてっていた体を冷やす。どうやら浮浪者も見当たらない。いい夜だ。
ガコン
言われたパンタオレンジと、お茶を買う。どうもこういうジュース系の飲み物は苦手だ。
甘すぎると思うんだけどなぁ。ひとまず買い終え、帰ろうと振り向くと………
「蒼也……」
「うあだぁ!?」
何の気配も無く忍び寄っていた彼女におどろいた。こうやってこられるのは本当に心臓に悪い。
「な、なんだよ……いきなり……」
「ううん、話が合ったから。」
「ふーん。……で?なに?」
いつものように冷たく。彼女に余計な感情を見せたくはない。
「…最近の蒼也、変。」
「変って……失礼だなぁ。夜中にストーカーしてる君の方が変だ。」
「む………最近の蒼也、いろんな事感じて、変わってきてる。
特に、いま家にいるあの女の子から大きな影響受けてる。」
「そう?普通だけど?」

「今日、彼女に対して優しかったし、いつもみたいに壊そうとしなかった。」
「……見てたの?」
「見なくても分かる。蒼也は私で、私は蒼也だもの。」
「やめてくれって……俺は俺、アイデンティティーを尊重してくれよ。」
「……でも本当に、蒼也は人間らしくなってきた。」
その彼女の言葉に反応する。もっともいわれたくない言葉だからだ。
「らしいっていうなよ……らしいって。俺はれっきとした人間だ。」
「人間の擬態。」
「顔も、体も、声も、心も、みんな人間ど同じだ!!何一つ変わらない!!」
「形が同じだけ。でも本質的には違う物。蒼也も、私も………この島に住んでる者は……
いえ、『物』は人間と似て非なる物。」
「違う!違う!!違う!!!俺は人間だ!作り物なんかじゃない!心がある……思い出がある、
感情もある!!」
「逃げられないの……私達は生まれた瞬間から縛り付けられている……残酷な運命……
私達は…所詮………人間のクローンなの………」
その一言は、なによりも聞きたくない、忘れてしまいたい言葉だった………

8

2200年………ついに世界人口は2000年の半分にまで減った。それに伴う各国の経済力の低下、
そして滅亡の危機………
その対策として、2205年、ついに全世界に『クローン製造法』が認可され、
人型クローンを作る事が可能となった。
経済力が下がったとはいえ、科学力の上昇は止どまることを知らなかった。
夢の猫型ロボットや、四次元空間は23世紀になってもムリであったが、
クローンの製造などどの国でもたやすかった。
今や全世界の九割が先進国……発展途上国など指で数えられるほどだった。
そのため、製造法が認可された次の日から、物凄い勢いで作られた。
無差別に住宅に徴収がかけられ、選ばれた家の人間は、皆遺伝子の提供……
つまり、『オリジナル』となることを義務つけられたのである。
この策は成功し、わずか半世紀で世界人口は2000年七割にまで戻ったのだ。
ただ、クローンに課せられた一つの義務は、オリジナルと同じ国に住んではいけないということ。
同じ顔がワラワラいては気持ち悪いからである。
そのせいで、もはや一つの国には大量の人種が混じっているのである。

例えば日本では、純粋な日本人は国人口の四割にしか及ばない。後は皆クローンの他国籍者だ。
そして世界が安定を取り戻し始めた2060年……とある国が、何世紀先の事も考え、
クローンの改良型を開発したのである。
改良型……これは普通の人間や、初期型クローンに比べ、
身体、及び精神年齢の成長速度が半分になるものだった。単純にいえば、倍長生きできるのだ。
その改良型もまた世界に広まり、大量に製造され、2070年にはついに2000年と同じにまで戻った。
が………改良とはメリットばかりではなく、デメリットも生み出した。
ごく稀に……五千体に一体程度の割合で、『欠陥品』が生まれたのだ。
欠陥品とは、人間としての何かが欠けた、そんなクローンである。
身体的には目が見えなかったり、耳が聞こえなかったり……精神的には自閉症や、
理性の失われた者などがいる。
ただ、これはほんの一部の例で、もっと酷い『欠陥』を持っているものもいる。
だが、いくら欠陥品とはいえ、クローン………製造法の認可と同時に最低限の人権も成立したため、
むやみやたらと処理できないのである。

が、ここは言葉というもの。『最低限』の人権……つまり、生きている事が最低限なのであり、
あとは何をしようが構わなかったのである。
そこで世界は、大海のど真ん中。周りを見渡しても見えるのは水平線ばかりという孤独な場所に、
巨大な人工島を作ったのだ。
そこは見るだけでは普通の街がある島だが、住人は皆欠陥品ばかり………
そう、欠陥品はこの島に『放棄』されたのだ。だれもがこのやり方に目をつぶった。
異端分子が社会に紛れる方が危ういからだ。
それ以降、改良型クローンは作られるとすぐに社会適応検査を受け、
それになにか一つでも引っ掛かった者は人工島……別名『廃棄島』へ。
合格者は社会へと出て、何不自由ない生活を過ごすのである。
そして欠陥品、または合格者でも人間社会で罪を犯した者は、皆廃棄島送りとなった。
だからこの島でまともに生きていける奴なんて少ない。大半が狂った浮浪者となり、
好き勝手やっているのだ。警察も無い、治安も守られない………
まさに世界のはき溜めといった場所なのだ。
そして俺は、欠陥品でもあり、社会の犯罪者。そのどちらにもあてはまるのだ…

2006/08/01 To be continued....

 

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