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最果ての…



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女なんて性欲処理の道具でしかない
それも処女にかぎる
処女をいただいたあと?
廃品なんて入らないから捨てる
今日も女あさりもとい品定め
俺は超美形だからこの顔でアホな女はほいほい付いてくる
でもその女は違った
俺を睨んで俺を拒絶した
その日から俺は毎日のようにその場に出向き彼女を探した
ある日彼女と再会した
なにをしてるんだ俺は?
真剣に自分の気持ちを彼女の訴えかけた
まさか俺が本気で人を好きになっちまうなんて

どうせ身体目当てなんでしょ?
なんでそういう目をするんだ
こんなに深く女の視線に恐怖を感じることになるんだなんて
俺は彼女から電話場号だけ聞きだすと毎日のように電話した
一週間かかってやっとデートまでこぎつけた
けれどやっぱり身体目当ての烙印を押された
半年そんな感じで過ごしたが・・・・
どうやら俺に惚れてるのにかんな風にわざとやってるな
そう感じた
だから俺は彼女の前で彼女以外の女を抱いた
処女の女に快楽を教えていく
ただ呆然とその光景を見ている彼女を見つめて
ふふ・・・・どうした?俺に興味なんてないんじゃないの?
嫉妬に顔を歪める彼女に俺は優越感を感じて目の前のどうでもいい女を犯し続けた

その日から彼女の俺を見る目が少し変わった
こびるようになってきた
ふふ・・・・順調順調
そして俺は毎晩のように彼女の前で処女の女を犯していく
どうだ?お前にもこれを教えてやる
だから俺のものになれ・・・・
とうとう陥落した
くふふ・・・・・俺は彼女の純潔を貫いた
けど・・・・やっぱり他の女と同じだって気づいた
だから捨ててやった
数日後俺が他の女と歩いていると彼女が目の前に現れた
そして俺に抱きつく・・・・
俺の冷たい目を見て彼女は・・・・
冷たい・・・・なにがあったんだ?
なんで空を見てるんだ?
俺の傍らには自らの腹に包丁をつきたてた彼女がいた
眠いな・・・・俺の腹からも血が出ている
ま、いいか・・・・初めて惚れた女に殺されるってのも

2006/05/21 完結

 

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